こんにちは!kamikamiです!
みなさんは、プロレスの試合で
「リバース・フランケン・シュタイナー」
「リバース・DDT」
と「リバース」が付く技を見たことがありますか?
その名の通り、
「フランケン・シュタイナーの裏返し版」です。
「DDTの裏返し版」です。
かなり危険な荒業です。
この技を初めて見たのはけっこう昔ですが今でもあの衝撃は忘れられません。
このふたつのリバースを見たのは、毎年開催の新日本プロレスのジュニアNo.1を決める戦いである「ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.」決勝戦「エル・サムライVS金本浩二」でした。
1997年です。
金本はサムライのマスクに手をかけ、マスクの3分の2以上が剝がされる荒れた試合でした。
試合の終盤に金本は「雪崩式リバース・フランケン・シュタイナー」をコーナートップから炸裂させました。
サムライは頭からマットに突き刺さり「勝負あったか!」と思いましたが、サムライはそれを返し、最後は怒りの「垂直落下リバース・DDT」で金本を下しました。
この試合で「リバース・フランケン・シュタイナー」、「リバース・DDT」の2種類のリバース技が繰り出されました。
今回は、リバースの技の代表的な存在の
「リバース・フランケン・シュタイナー」
と
「リバース・DDT」
はどんな技なのか?
プロレス観戦初心者の方にもわかりやすく紹介します。
「リバース・フランケン・シュタイナー」
「リバース・フランケン・シュタイナー」を見て行く前に、通常の「フランケン・シュタイナー」から見て行きましょう。
「フランケン・シュタイナー」
立っている相手にドロップキックの要領でジャンプし相手の頭を自分の両脚で挟みます。
そして挟んだまま自分は後方に反りかえり遠心力で相手を前転させるように巻き込み相手の頭頂部をマットに叩きつける技です。
相手に打撃を与えるだけでもいいですし、押さえつけてフォールを狙うこともできますが、通常は相手にダメージを与える技として「ウラカン・ラナ」と区別されています。
「リバース・フランケン・シュタイナー」
攻撃するほうは、相手の後方からドロップキックのようにジャンプして相手の頭から首を自分の脚で挟んだまま自分の体を振り子のようにして真下に振り、相手を後ろにひっくり返して後頭部や頭頂部をマットに突き刺す技です。
受ける相手は後ろが見えないので恐怖感も加わりかなりのダメージを受けます。
「リバース・DDT」
こちらもまずは通常の「DDT」から見て行きましょう。
「DDT」
向かい合った相手の頭を自分のわきの下に入れ、そのまま勢いよく後方に倒れこむ。
相手の頭頂部をマットに叩きつけます。
「リバース・DDT」
「裏DDT」と呼ばれることもあります。
相手の後方に回り、相手の頭を自分の脇に入れます。
相手は仰向けの状態で頭を相手の脇に入れら固定されてしまいます。
そして相手のタイツを掴みながら持ち上げます。
持ちあがったらそのまま尻もちを付くようにして腰を落とし相手の後頭部をマットに叩きつけます。
この技は「ダニー・クロファット」が使って日本に広まったとされています。
「ダニー・クロファット」は1980年代後半から1990年代に全日本プロレスで活躍したレスラーです。
「リバース」と呼ばれる前は「裏」
「リバース○○」などと呼ばれる前は、「裏○○」と呼ばれることが多かったです。
例えば、
「裏STF」
「黒のカリスマ蝶野正洋」の必殺技「STF」の裏バージョンです。
この技は、蝶野ではなく馳浩が初披露しました。
完全な「STFの裏返し版」です。
しかし、攻撃しているほうのの背中がマットに付いてしまうのが難点でしたので、攻撃しているのにフォールカウントを取られるなんてこともありました。
その他の「リバース」
リバース技には、「リバース・パワースラム」もありますね。
中邑真輔が得意としています。
相手の背中から左肩と股間を駈け込んで持ち上げて相手をそのまま後方へ一回転させるように投げます。
相手は顔面からマットに叩きつけられます。
「通常のパワー・スラム」は背中から叩きつけられますが、この技は体正面(顔面から胸、腹部)からマットに叩きつけられるからです。
「リバース○○」まとめ
今回は、「リバース(裏)技」を紹介しました。
代表的なリバース技、「リバース・フランケン・シュタイナー」、「リバース・DDT」はどちらも相手の意表を突くために開発されました。
どちらも相手の後頭部をマットに突き刺す危険技です。
いまでも様々なリバース技が開発されています。
次はどんな「リバース」が生まれるか楽しみですね。