ラッコはすごく生態が面白い動物です。
ラッコとよく似ている動物のカワウソとの関係も調べてみました!
ラッコとはどんな生き物か
ラッコは、
「イタチ科ラッコ属」
に分類される哺乳類です。
イタチ科のうちで水棲に進化したのがカワウソ類で、その中から海に進出して、陸に上がらないでも生きていける生態になったのがラッコ属です。
毛皮を採取するために乱獲され、日本では20世紀初頭に一度絶滅しました。北海道東部で1980年代から再び目撃されるようになり、繁殖も確認されています。雑食性です。
- 寿命 メス:15~20年 オス:10~15年
- 体長 メス:100~140cm オス:120~150cm
- 体重 メス:14~33kg オス:22~45kg
ラッコの生息地
北アメリカ大陸から千島列島の沿岸にかけて生息しています。
海洋の沿岸部に生息していて、海岸から1km以内の場所が主な生息区域です。海藻が繁殖した場所を好みます。
ラッコはどんな生活をしている?
- 天候が荒れた日には稀に陸上に上がることもあります。
- 数十頭が集合して群れを形成して生活します。
- 昼行性です。
- 夜は寝ます。海藻につかまったり、巻きつけたりして休みます。海流に流されないようにするためです。
- 体を覆う毛は防寒効果のためのもので、頻繁に毛づくろいをして空気を毛の中に入れて保温している。
- 皮下脂肪が少ないので、体温維持のため1日に体重の2~3割の魚介類を食べる。
- 出産も海上でします。腹の上に子を乗せて海上で子育てをします。
ラッコとカワウソの違い
カワウソとラッコは同じ「イタチ科」で兄弟のようなものです。
英語で、
カワウソが「otter」、
ラッコが「sea otter」
なので仲間というのも納得です。
ラッコとカワウソは生息場所が大きな違いです。陸上と水中の両方で生活できるように進化したのがカワウソ、水中だけで生活できるように進化したのがラッコです。
食事の仕方も違います。カワウソはラッコのように貝などの道具を使うことができませんが、カワウソは手先が器用なので前足でしっかり食べ物を持って食事することができます。
まとめ 「ラッコ」と「カワウソ」の違い
「ラッコ」と「カワウソ」の大きな違いは、生息場所と食事の仕方です。みなさんも今度よく観察してみてください。
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