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【ブレーン・バスター】歴史と派生技の紹介/「ブレーン・バスター」「ブレイン・バスター」どっち?

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こんにちは!kamikamiです!

プロレスの試合で必ず見る技で、

「ブレーン・バスター(Brain Buster)」

があります。

 

みなさん見慣れた技だと思います。

この技の和名は「脳天砕き」です。

どんな技かというと

向かい合った相手を逆さまに真上に抱え上げて相手を頂点に抱えたところで自分は後方へ倒れ、相手の背面をマットへ叩き付ける技です。

じつはこの技の出始めの頃は相手の頭部を打ちつける目的の打撃に近い技でした。

あまりにも危険なため、改良されて現在の『背中全体を落とす』型になったそうです。

技の名前は初期の型の名前がそのまま使われています。

昔は相手に大ダメージを与える技でしたのでフィニッシュ技として使われていましたが、現在の型になってからは試合の序盤や中盤に出る「つなぎ技」として使われるケースが多いです。

派生技である「高速式」「滞空式」「垂直落下式」「雪崩式」などはフィニッシュ技として使われています。

「垂直落下式ブレーン・バスター」は、1990年代前半に使用され始めました。「再び使われ始めた」と言う表現が正しいかもしれません。
海外では背面から落とす型のブレーン・バスターは、「バーティカル・スープレックス」と呼んで区別しています。
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「ブレーン・バスター」と「ブレイン・バスター」

プロレスの実況を聞いていると、

実況者にによって

「ブレーン・バスター」

と言ったり、

「ブレイン・バスター」

と言ったりとします。

どっちが正解なのか?

じつは

どっちも正解

のようです。

発音の違いです。

※今回はブレーンバスターで統一します。

「ブレーン・バスター」の歴史

ここからは、ブレーン・バスターの歴史を簡単に紹介していきましょう。

ブレーン・バスターの開発者は

「キラー・カール・コックス」

というレスラーです。

1950年代から1980年代に活躍したアメリカ出身のレスラーでニックネームは殺人鬼でした。

こわー。

このレスラーは、垂直に落とすスタイルのブレーン・バスターいわゆる垂直落下式ブレーン・バスターを使用していました。

現在よく見る型の「相手を背中から落とすブレーン・バスター」の発案者は、「サイクロン・ネグロ」と言われています。

「サイクロン・ネグロ」は「黒い台風」との異名で呼ばれていました。

こちらのレスラーも1950年代から1980年代に活躍したレスラーです。

「ブレーン・バスター」の醍醐味

「ブレーン・バスター」の醍醐味はなんといっても

組み合ってからの最後にどちらが引っこ抜いて持ち上げるかの攻防です!

向かい合った相手と同じ体勢になるため、自分が仕掛けた方でも力負けして逆に持ち上げられてしまうということが多々あります。

また、体格差がある場合には、持ち上げた頂点で長い間静止してアピールしたり、片手で相手を投げたりしたりして自分の力をアピールしたりします。

長い時間持ち上げられると相手は長い時間逆さまになってしまい、頭部に血液が下がってきて大ダメージを受けます。

「ブレーン・バスター」返し技いろいろ

「ブレーン・バスター」は、相手と向かいあうことから逆に投げ返されるリスクがある技です。

ブレーン・バスターを仕掛けようとしたが、相手に踏んばられ逆にブレーン・バスターを仕掛けられてしまうこともしばしばあります。

返し方の例として、

  • 相手の片腕が空くので腹をパンチされて逃げられる。
  • 頂点まで持ち上げられたあと体を反転して脱出され、バックドロップ、ジャーマン・スープレックス、スリーパー・ホールド、打撃技など自分の背後から反撃される。
  • 逆にブレーン・バスターをされる。

などなど、これらの他にもたくさんの返し技があります。

「雪崩式ブレーン・バスター」

ブレーン・バスターの派生技として、相手をコーナーポスト上に座らせた状態から投げる危険なブレーン・バスターがあります。
投げる高さを変えるものです。
コーナーポストの2段目から投げるものとトップロープから投げるものがあります。
「スコット・アーウィン」と言うレスラーが発案者したそうで、海外では「スーパープレックス」と呼ばれているそうです。
高いところから落とされるので、相手はかなりのダメージを受けます。
しかし、投げた自分もダメージが残る捨て身の攻撃です。
実は、日本でこの技・を初めて披露したのは阿修羅・原だそうです。意外ですね。

「高速低空ブレーンバスター」

ブレーン・バスターの投げる速さを変えたのが「高速低空ブレーンバスター」です。

海外では、

「スナップ・スープレックス」

と呼ばれています。

この低空で高速な型は、見た目は派手ですが相手に怪我をさることが少ない技であることから、広く普及しています。

現在は、多くのレスラーが使用しています。

相手の体を捕まえた状態から「反り投げ」のように、ブリッジするかのごとく自分の体を後方へ反らして相手をマットへ投げつけます。

この技ではフィニッシュほどの大きなダメージは与えられませんが、次の技に移りやすいのが大きな利点です。

「滞空式ブレーン・バスター」

前述の高速式とは反対に、相手を抱え上げた状態で頂点でしばらく静止し相手を投げるブレーン・バスターです。

滞空時間が長いことで、相手に恐怖心を与えると同時にいつ落とされるかわからないので相手に受身を取るタイミングを惑わす効果があります。

長時間の逆垂直体勢で血が頭の方に下がってしまうので戦意にも影響します。

「ジェフ・コブ」は、長時間上げると同時に屈伸運動をしたり持ち上げたまま自陣のコーナーまで相手を運んだりします。

「ロコモーション式ブレーン・バスター」

田口隆祐は「スリー・アゴーミス」という連続式の高速ブレーン・バスターを使います。

投げたあとも相手を離さないで、スピンして相手をもう再び立ち上がらせて再びブレーン・バスター仕掛けます。

3回連続でブレーンバスターが決まると「スリー・アゴーミス」が完成です。

しかし最近は、相手に読まれてしまい3回目にいけないことが多いです。

「垂直落下式ブレーン・バスター」

このブレーン・バスターはとても危険技です。

相手を真上まで持ち上げたあと後方ではなく相手を頭頂部から真下にマットに落とす危険技です。

石井智宏や獣神サンダー・ライガーなどが得意としています。

1度ちゃんと真上に相手を持ち上げてタメを作ってから落とすのがコツです。

想像通り相手に致命的なダメージを与えることができるのでフィニッシュ技として使われます。

 「垂直落下式DDT」とは違うのか?

「垂直落下式ブレーン・バスター」と橋本真也が得意技としていた「垂直落下式DDT」は似ていますが別の技として認識されています。

「垂直落下式ブレーン・バスター」は、相手をスッと真下に落とすイメージなのに対して、

橋本の「垂直落下式DDT」は、相手を落とすと同時に自分も少しジャンプして落としていきます。

橋本は「DDT」も相手を落とす時に少しジャンプして落とします。

橋本真也がDDTを得意としていたのでこの技の名前になったと思われます。

もちろん破壊力抜群です。

「旋回式ブレーン・バスター」

ブレーン・バスターで相手を持ち上げて落とす時に180~360度旋回しなから最後に相手を後方に投げるブレーン・バスターです。

相手はどのタイミングで落とされるのかわからないので受け身が取りづらいです。

「ブレーン・バスター」まとめ

「ブレーン・バスター」は、プロレスの試合になくてはならない技です。

同じブレーン・バスターでも

入り方

早さ

静止

高さ

落とし方

などなど、いろいろアレンジができて奥が深い技なのでレスラーに長い間使われています。

また

体の小さいレスラーが大きいレスラーをブレーン・バスターで投げ切る!

これもひとつの醍醐味です。

腰を負傷するかもしれないけど挑戦します!

ですので投げ切った時の盛り上がりは凄いです!

余談ですが、天山広吉はブレーンバスターに入る前に

「ブレーン・バスターおうぇ!」

と叫んでしまうので相手もファンも次の技はブレーン・バスターとわかってしまうということもありますがこれもプロレスの楽しみ方のひとつです。

さいごに、私はキン肉マンに出てくるテリーマンがザ・マウンテンを投げ切る場面が超好きです!

関連記事:プロレスの投げ技紹介!「スープレックス系」ジャーマン・スープレックスほか