こんにちは!kamikamiです!
プロレスをあまり見ない人と話すと必ず質問されること。
「プロレスってなんでロープに振られると戻ってくるの?」
「プロレスで質問されること」のランキング上位にきますね。
それがプロレスだから!
と答えてしまってはいけないと思います!
この理由を、相手にわかりやすく説明し、そして納得してもらうためにいろいろ調べて考えてみました。
今回は、
「プロレスってなんでロープに振られると戻ってくるの?」
についてプロレス観戦初心者の方にも解りやすく紹介していきます!
※ロープに振られると「戻ってくる」なのか?「返ってくる」なのか?今回は「戻ってくる」で統一します。
「ロープに振る」のも技のひとつである!
「相手をロープに振る」というのは立派な技として昔から使われていました。
「ハンマースルー」
という技の名前です。
単純に相手の腕を掴んでロープに振るのではなく、相手の手首と肘をキメてロープに飛ばす技です。
これだと相手はロープに振られるしかないですね。
現在見られるロープに振るというのはここまでしないでシンプルに相手の腕を掴んで振っているのがほとんどです。
「ロープに振られたら戻ってくる」にはちゃんと理由がある!
「ロープに振られたら戻ってくる」
これには納得できる理由があるんです!
シンプルに言うと
「戻って来た方がほうが安全」
だからです。
いやいや、戻ってきたら相手の攻撃を受けるでしょ!
と思う人が多いと思います。
ロープから戻って相手の攻撃を受ける前に大きな理由があるんです!
ロープはかなり硬いです(実際私は本物のリングのロープを触ったことがあります。とても固いと思いました)。
ロープに振られたときに、ロープを胸で受けるとダメージが大きくなります。こうしたダメージを少なくするためにあえて180°回転して背中をロープにぶつけるのです。そうするとロープの反動で相手のところに戻ります。
相手のほうに戻りたくなくてロープ手前などで急停止すると足首などを痛めることがあるのであえて走るようにして戻ってくるわけです。
※場外での鉄柵へのスルーも背中から当たってますね。
プロレスラーは試合中にリングの端から端までロープをの反動を利用して行ったり来たりします。
これは「ロープワーク」と呼ばれます。
新人レスラーは徹底的に「ロープワーク」を練習します。
これはロープに振られたとき、自分がロープの反動を利用して攻撃を仕掛ける際に
「怪我をしない」
ためです。
「ロープワーク」が上手なら戻って来ない?
「ロープワーク」に自信があるのならロープに振られても
ロープの前で止まる
ロープを掴んで戻らない
などの対応策ができますね。
新日本プロレスの矢野通はロープに振られてもロープを掴んで戻ってこないことが多いです。
戻って来なくても全然問題はありません。
批判することでもありません。
まとめ
「なぜロープに振られたら戻ってくるの?」
この質問の回答に
「プロレスだから」
「エンタメ要素があるから」
は正解ではありません。
答えなら、
- ロープ手前などで急停止すると足首などを痛めることがあるのであえて走るようにして戻ってくる。
- ダメージを少なくするためにあえて戻ってくる。
ロープから戻って来たら必ず相手の攻撃を受けてしまうわけではなく、相手の攻撃をすかしたり、ショルダータックルなどカウンターで反撃することができます。
大前提には、相手の技を受けてお互いの技を出し合った末に相手の攻撃を受けきり勝利することがあります。
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