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【エルボー】わかりやすく紹介!「三沢光晴」が究極まで磨いた技です!

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プロレス

こんにちは!kamikamiです!

今回は『エルボー』です。

「エルボー」は、試合序盤、中盤、そしてフィニッシュとどんな場面でも、当て方やタイミング力の入れ具合で大きく変化する技です。

試合の序盤では、

相手に自分の打たれ強さをアピールする受けのエルボー

試合中盤は、

カウンターなどで試合の流れを引き寄せるエルボー

試合の終盤では、

レスラー同士が膝を付き合わせてエルボーを互いに打つ意地の張り合いエルボー

試合の最後は、

エルボーで勝利

などいろいろな場面で見たことがあるかも知れません。

「エルボー」と言えば「三沢光晴」!

これに異論のある人は多分いないと思います。

数々の激闘の中で磨きに磨いた「三沢のエルボー」は、時には刀、時には鉄の塊、時には銃弾のようにさまざまに変化をさせて多くの強敵を倒してきました。

「エルボー」は、三沢だけではなく多くのレスラーがさまざまなバリエーションを開発してきました。

今回は、「エルボー」をプロレス観戦初心者にも解りやすく紹介していきます。

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「エルボー」

プロレスにおける「エルボー」は、

自分の腕を肘で折り曲げ、前腕の小指側の面を突き出しておもに相手の頭部に当にいったり、上腕の遠位の肘のあたりを相手の体に叩きつけたりする技になります。

エルボーはかなり奥の深い技です。

単にエルボーといってもいろいろな型があります。

正面から相手の顔面の側方のアゴに向けて入れるエルボー。

相手の首あたりの落とすエルボースタンプ。

スタンディング、または膝立ちの相手の正面から脳天に向けて上からエルボーを落とすエルボースタンプ。

ジャンプして相手の体のどこかに当てていくエルボードロップ。

肘頭をピンポイントで相手に当てるエルボー。

肘の先端部分を当てることは反則です。
エルボーひとつでこんなにもバリエーションがあります。

「エルボー・バット」と「エルボー・パッド」

プロレス技の「エルボー」とは、「エルボー・バット」または「エルボー・パッド」のことを指します。

同じ呼び方の分類として「ジャンピング・ニー」を「ジャンピング・ニーバット」や「ジャンピング・ニーパッド」というように同じですね。

※今回は「エルボー・パッド」で統一します。

「エルボー・パッド」と「エルボー・スタンプ」

「エルボー」は大きく分類すると2つに分けられます。

「エルボー・パッド」

基本形は相手と向かい合って立っている時になります。

自分の腕を肘で折り曲げ、前腕の小指側の面を突き出して相手の頭部に当にいく形です。1発に全体重を乗せて打っていくものや、連続して打っていく「速射タイプ」もあります。

「エルボー・スタンプ」

上腕の遠位の肘のあたりを面で相手に叩きつけたりするものをエルボー・スタンプと呼びます。相手の脳天や体の一部に当てる形になります。

スタン・ハンセンがよく使っていました。

「派生技」

ここからは有名な「エルボー・パッド」と「エルボー・スタンプ」の派生技を紹介していきます。

「ローリング・エルボー」

自身が1回転して相手にエルボー・パッドを打ち込む技です。遠心力が付くので威力が増します。

「フライング・エルボー」

海外では「フライング・フォアアーム」と呼ばれます。相手に向かってジャンプしながら、相手の顔面に向かってエルボー・パッドを叩きこむ技です。止まっている相手に自分から飛んでいく場合と、ロープに振った相手が戻ってくるときにカウンターで叩きこむ場合など、さまざまなシチュエーションで使うことができます。

三沢光晴や棚橋弘至、内藤哲也などが使い手です。

「スライディング・エルボー」

尻餅状態で座っている相手に向かって走りこみスライディングをしながら相手の頭部にエルボー・パッドを叩きこむ技です。

ロープの反動を利用して叩き込む場合もあります。この形は田中将斗が得意としていて「スライディングD」という技名が付いています。

「マシンガン・エルボー」

いわゆる「速射タイプ」のエルボー・パッドです。相手と超至近距離で小刻みに多くのエルボー・パッドを打ち込むものです。相手を逃がさないように相手の頭を片手で固定して打込むことがほとんどです。

「スペース・ローリング・エルボー」

これは「武藤敬司」の有名なムーヴです。コーナーに釘付けになった相手に向かって走り込み途中で側転を入れます。側転の着地を相手に向かって背面にして最後はバックエルボーを相手に叩きこむ技です。見た目も派手ですね。

この技を受けた相手は衝撃で前方に倒れ込みそうになります。その相手の頭をキャッチして「フェイスクラッシャー」に持っていくまでが一連の流れでした。

「エルボー・スマッシュ」

相手の頭部に下から上に向かってエルボー・パッドを打ちこむ技です。

ボクシングで言うアッパーを拳ではなく肘でやるイメージです。相手の顎あたりを目がけて打ちこみます。

使い手がなぜかイギリス出身のレスラーが多いので(多かったので)

『ヨーロピアン・アッパー・カット』と呼ばれるようになりました。

イギリス人レスラーだと、ウィリアム・リーガル、ザック・セイバーJr.などが使い手です。日本人レスラーだと、三沢光晴、ケンドー・カシン、金丸義信などになります。

「エルボー・スイシーダ」

三沢光晴が1番の使い手です。

場外にいる相手に向かってトぺ・スイシーダのように場外へ飛んで行き、相手へのインパクトの瞬間、エルボー・パッドを相手の顔面に叩きこみます。

「トぺ・スイシーダ」についてはコチラで詳しく↓↓

【トぺ・コン・ヒーロ】と【トぺ・スイシーダ】の違いと名前の由来

「フラッシング・エルボー」

武藤敬司のオリジナルムーヴです。

寝ている相手に向かってのエルボー・ドロップの派生技です。

エルボーを落とすまでの動作が重要です。

体を捻りながらエルボーを落とすのですが、その時のスピードが速い!

それまでゆっくりだった武藤の動きと試合の流れがこの技によってギアチェンジします。

「ダイビング・エルボー・ドロップ」

リングに倒れている相手にトップロープ最上段などからエルボー・スタンプを相手のさまざまな部位を狙って落としていきます。

オカダ・カズチカが得意としています。

WWEでも活躍した「KAIRI」のダイビング・エルボー・ドロップは、空中で「くの字」に体を反らせてから撃ち落とすフォームは毎回綺麗です。威力ももちろんのこと魅せる技としていつも感心します。

「エルボー」まとめ

『エルボー』

三沢光晴が究極までに精度を高めた必殺技です。

三沢が、「もしもエルボー1発だけで勝利した」としても観客は納得するでしょう。

ひと言で「エルボー」と言ってもとても奥が深いんです。

力の乗せ具合

タイミング

試合中どこで使うのか

などなど。

そして、いろりろなレスラーに使われるうちに様々なエルボーのバリエーションが開発されてきました。

これからも

「こんなエルボー見たことない!」

なんてエルボーが開発されていくことでしょう!