こんにちは!kamikamiです。
小さいころから見ているプロレス
コスチュームも昔にくらべ種類が増え、見た目でも楽しませてくれています。私の個人的思考でコスチュームについて語らせてもらいます!
あくまでも私個人のコスチューム論なのでお付き合いください。
日本では、力道山の写真で見る黒いロングタイツが有名ですね。
1970年代くらいは、
「黒のショートタイツ=強さの象徴」
と言うイメージで、ほとんどのレスラーがこのタイプでした(中には黒をはいていない選手もいましたが)。
タイガーマスクが初めて世に生まれる1980年前後の時代あたりからコスチュームにレスラーが個性を出すようになっていきました。
昔では考えられなかった服装(ジーンズ、Tシャツ、スーツなどなど)で戦う選手も現れました。
近年は選手が自分をプロデュースする大事なアイテムとなっています。
「ショートタイツ」
これは昔からの定番ですね。黒のショートタイツと言えばストロングスタイルの代名詞と呼ばれることが多いです。
新日本プロレスだと「新弟子のレスラー」というイメージもありますね。
「プロレスの神様」カール・ゴッチは、『レスラーはタイツ以外の余計なものを身に着けるのは動きを妨げるので着けない』と話していました。一種の哲学ですね。
同じショートタイツでも時代によって形が変化してきています。
現在はショートタイツの腰の幅が狭くなっています。
「へそ」が見えるビキニタイプがほとんどです。
昔は「へそ」まで隠れるいわゆるブリーフタイプが主流でした。
現在は、黒だけは少なく派手な色やデザインを使うレスラーが多いです。
少し小さめのビキニタイプを着用するレスラーもいます。筋肉をアピールするためです。
アントニオ猪木はこのコスチュームが有名ですね。
黒以外のショートパンツを履いていることもありました。
出典:新日本プロレスワールド
短いパンツと足首までの短いシューズが定番です。
この組み合わせにするのはちゃんとした理由があります。
短いパンツは「脚が上がりやすくなる」「関節が動かしやすい」という理由からで、短いシューズは「足首回りに技を掛けられた際に脚を抜けやすくする」という利点があるからです。
アントニオ猪木は、あるインタビューで「ニーパッドを付けると動きが小さくなるんだよね」と話していたことがあるそうです。アントニオ猪木が毎試合膝を打ち付けることが多いのにあえてニーパッドをしなかった理由なんですね。
「ボクサーパンツ」
体にフィットしたもので半ズボンの短いタイプです。内藤哲也やオカダカズチカ、飯伏幸太などがこのコスチュームです。生地の面積が大きいのでいろいろなデザインを施すことができます。
「長めのボクサーパンツ」
体にフィットしたもので半ズボンより長めのタイプです。天山広吉などがこのタイプのコスチュームです。
「七分裾タイツ」
矢野通が有名です。
膝あたりまでのタイツです。
「ロングタイツ」
下半身にしっかりとフィットしたもので、脚が全部覆われているタイプです。
このタイプが現在非常に多いです。
棚橋弘至などがこのタイプですね。
生地の面積が非常に大きいので、色や形のデザインで個性を出しやすいです。
以前は、ロングタイツは軽量級タイプのレスラーに多かったように思えます。今は、どんな体格のレスラーでも履くようになりました。
膝などの怪我をテーピングで処置していた場合に隠すことができるのも利点のひとつです。
「トランクス」
ボクシングのトランクスのようなものに長いスリットが入ったものです。
丈は膝のすぐ上くらいのタイプが多いです。
「ジーンズ」
有名なのは、大仁田厚ですね。デスマッチの激しい戦いから体を保護するのとコスチュームが破けないようにジーンズを履いているのではと思われます。
ジーンズの利点は、生地が頑丈なのでデスマッチなどから体を守ることができます。
外側の利点だけではなく、自分のファイトスタイルも分かりやすくアピールすることができました。
ジーンズは反逆者のシンボルだった時期がありました。
1870年代は労働者のシンボルでしたが、1960年代は反逆者のファッションとして履かれていました。
プロレスでの「ジーンズ=反逆者」というイメージはレスラーの個性をファンに分かりやすく知ってもらうことができるアイテムでした。
「パンタロン」
裾が広がっている長いズボンです。ニーパッドやレガースを中に着用していることもあります。4代目タイガーマスクが着用していますね。
橋本真也はものすごく裾の広いタイプでした。
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「長ズボン」
タイツほどフィットしていないタイプです。
「ブーツインタイプ」
その名の通りズボンの裾をリングシューズにしまうタイプです。アーミーをモチーフにしたレスラーに多いですね。
バット・ラック・ファレなどです。
アーミーではありませんが、グレート-O-カーンもこのタイプですね。(試合によってタイツになったりコスチュームが変わります。)
「袴」
袴とは言えば越中詩郎が思い浮かぶのですが、実は完全な袴ではなく、「袴風ズボン」となると思います。
少し前の後藤洋央紀も袴を着用していました。
侍や武士などをイメージさせるには効果抜群です。
「ツーショルダー」
上半身はタンクトップのようになっていて下半身はロングタイツタイプや半ズボンタイプ、ショートタイプと色々です。現在のプロレス界でまっさきに浮ぶのがEVIL、ジェフ・コブ、稲村愛輝、マイケル・エルガンですね。パワーファイターに多く着られています。
「ワンショルダー」
ツーショルダーの片方なしバージョンです。
昔は、アンドレ・ザ・ジャイアント、アニマル浜口。
現在ですとアントーニオ本多がこのタイプです。
「ベスト」
タマ・トンガ、タンガ・ロア、邪道などが着用しています。
タマ・トンガやタンガ・ロアのベストは、簡単に着脱可能なので、試合途中脱ぐことによって
「気合いが入った合図」
となり盛り上がります。脱いだ後に見れる鍛えられた肉体は見ものです。
「全身タイツ」
いわゆる「ライガースタイル」です。
ライガーのコスチュームは、全身タイツと言ってもセパレートになっているそうです。
メキシコのレスラーに多いタイプのコスチュームですね。
出典:新日本プロレスワールド
「シュートスタイル(ショートパンツとレガース)」
キックを主体とするレスラーが両足に膝までのレガースとニーパッドを着用した格闘技色をイメージさせるコスチュームです。キックを使うレスラーが着用している事が多いです。
自分の脚を守るためと言うのと相手に大怪我を負わせない理由があります。
※レガースを装着しているレスラーは多いです。ショートパンツ、ロングタイツなどどんなコスチュームにも組み合わせることが出来ます。
「コスチューム」その他
現在は、様々なコスチュームのタイプを見ることができます。
Tシャツ
今では普通ですが、Tシャツを着たまま戦うことは昔はありませんでした。入場の時だけ着ていましたが、入場から試合中まで着続けるレスラーもいます。
自分のグッズTシャツをPRするための理由もあります。
出典:新日本プロレスワールド
変則コスチューム
タイチのように試合中にズボンからショートタイツに変身するタイプもあります。
コート
「ユナイテッド・エンパイアの黒幕」ギデオン・グレイはコートを着たまま戦います。
とても動きづらそうですが、最後まで着ています。
ジャケット
WWEで活躍する「イケメン二郎」は、ジャケットを羽織ったまま試合をします。
毎試合さまざまなデザインのジャケットを着てきます。
世界の「コスチューム」
メキシコでは、全身タイツ率が高いように思えます。
全身タイツではない場合は、マスクのデザインで個性を現していますね。
アメリカは、最もキャラクターを意識したプロレスをするので、リングネームとコスチュームでキャラクターを固定します。(キャラクターという言葉は適切ではないかと思いますが、ここでは使用させてもらいました。)
さいごに
ある時期までコスチュームの配色は単一色てした。だんだんと変化が現れ、ラインが1本入ったり、2本入ったり、2色や3色を使ったコスチュームが着られてきました。
それからアルファベットなどの文字が入ったり、幾何学模様などをあしらったりとデザイン性が高いコスチュームが生まれてきました。これはレスラーがファイトだけではなく個性をアピールするのにとても有用となりました。
見ているファンの目を楽しませてくれます
試合中の技の種類も多くなって、いつも楽しく新しい発見がありますが。コスチュームでも楽しませてくれるプロレスラーって素晴らしいですね!