「働き方改革」が少しずつですが進んでいる日本ですが、
これを進める「つながらない権利」というものが非常に大事になってきます。
世界を見ると、
フランスでは「つながらない権利」が法律として制定されました。
アメリカのニューヨークでも少し前に、「従業員は勤務時間外の会社のメールの返信を禁止する条例案」が審議されました。世界の有名企業では、就業時間が過ぎたらメールサーバーを強制的にシャットダウンしたり、午後の１０時以降と休日の社内メールの自粛を呼びかける（緊急時は別）、休日の顧客のメールなどが送られてきた場合に不在の返信が自動的に送られるシステムを導入する企業が多くなっています。
世界で、「グローバルスタンダード」になっていきつつある
「つながらない権利」
を知って行きましょう。
「つながらない権利」とは？
従業員が勤務時間外の電話やメールを拒否出来る権利です。
まだ日本では馴染みがないですが、最近少しずつ聞かれるワードになってきています。今の世の中、メールをはじめ、フェイスブックメッセンジャー、ラインツール、チャットツールなどさまざまな連絡ツールがあり、どこでも何時でも連絡を取ることが出来ます。
あなたは休日でも会社のメールに返信したり、仕事の電話をしたりしてませんか？
そのあいだ家族や彼氏彼女を待たせてしまって不穏な空気が流れてしまったことありませんか？
わたしもついつい上司や部下に週明けの仕事の打ち合わせメールをしてしまうことがあります。
休日にお客様からの連絡に対応することも多々あります。
フランスでは「つながらない権利」が法律として制定されました。
アメリカのニューヨークでも少し前に、「従業員は勤務時間外の会社のメールの返信を禁止する条例案」が審議されました。世界の有名企業では、就業時間が過ぎたらメールサーバーを強制的にシャットダウンしたり、午後の１０時以降と休日の社内メールの自粛を呼びかける（緊急時は別）、休日の顧客のメールなどが送られてきた場合に不在の返信が自動的に送られるシステムを導入しています。
「つながらない権利」が必要な理由
なぜ「つながらない権利」が必要なのでしょうか？
働く人たちのなかには会社から帰ってきてから、土日などプライベート関係なくメールや電話をしてずっと仕事に追われている感覚になってしまっている人も多いそうです。なかには過度なストレスを抱え、うつ病になってしまい離職せざるをおえなくなってしまう人もいるそうです。
従業員の健康や人権を守っていくことが、日本で浸透してきた「働き方改革」にも繋がっていくものだと思います。
「つながらない権利」のメリットは？
仕事のオンとオフが明確化されるされることでプライベートが充実し、休養がとれることでストレスが軽減され、健康的な生活を送れる。 時間外の仕事の減少による離職率の低下にもつながる。 健康状態が良いので仕事への意欲が沸き業績アップにつながることがメリットです。
「つながらない権利」デメリットは？
顧客にすぐ対応することで業績につながっていることもあるため、業績が下がる可能性があります。これについては、休日明けにメールを開いてビックリするようなことがあるよりは、休日でも前もって知っていたほうが気持ちが楽なこともあるという意見もあります。
日本の職場での「つながらない権利」のこれからは？
いまのところ日本では企業に任せた規制になっています。
近年の働き方改革により、残業が減っても自宅での持ち帰り仕事が増えてしまい、朝から晩までずっと仕事に追われている感覚の人が多いと思います。ひとりひとりが健康的で楽しい人生を送るために職種や業務形態に合わせた「つながらない権利」 を考えていける社会になるといいと思います。 
