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【逆エビ固め/ボストンクラブ】名前の由来と派生技の紹介!耐えて耐えて耐えるのが見どころです!

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こんにちは!kamikamiです!

プロレスの試合でよく見られる技に

「逆エビ固め」

があります。

逆エビ固め系の技は、確実に相手の腰や足にダメージを与える理にかなった素晴らしい技です。

掛けるほうは全体重を相手の腰に乗せるので、体重があればあるほどダメージを与えることが出来ます。

この技へ入るまでの攻防はとても見応えがあります。

まず、相手をひっくりかえせるかの攻防です。

相手の背中に膝を当てるなどをして相手をひっくり返します。

相手をまたいで、相手の両足または片足を抱え込んでどっしりと腰を落とすと完成です。

掛けられた相手は何とかしてロープまで這いつくばってロープブレイクを目指しますが相手にリング中央に再度引きずられてまた苦しむ。

レスラーが頑張ってロープにエスケープする姿は、

「何とかして返してやろう」

という意地が見ているファンを感動させたり興奮させたりします。

今回は「逆エビ固め」について紹介します。また「逆エビ固め」系統の技には、逆エビ固め、逆片エビ固め、サソリ固め、テキサス・クローバー・ホールドなども紹介していきます!

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「逆エビ固め」とは

「逆エビ固め」、英語では「ボストンクラブ」となります。

「逆エビ固め」と「ボストンクラブ」は同じ技を指します。

日本プロレスの草創期から使われている歴史のある技です。

レジェンドレスラーである力道山がアメリカ武者修行中に敗れた3人のうちの1人「タム・ライス」が必殺技として使っていました。

この技が注目を浴び始めたきっかっけは、

1985年にスタン・ハンセンがリック・マーテルを撃破して「AWA世界ヘビー級王座」を奪取したことからでした。

近年のアメリカマットでは、クリス・ジェリコが「ウォール・オブ・ジェリコ(ジェリコの壁)」として使い再び注目を浴びました。技の名前は、ジェリコが好きなロックンバンド「ハロウィン」が発売したアルバムのタイトル「ウォールズ・オブ・ジェリコ」から来ている説があります。

「逆エビ固め系」の技について深堀してみましょう!

なぜ「ボストンクラブ」と言うのか

「ボストンクラブ」の名前の由来は、ボストンはアメリカのボストン港を指します。

ボストンに由来のあるレスラーが得意としていてたようです。

クラブ(Crab)は、大きなハサミを持つエビなどを指します。

掛けられた相手の両足の形がハサミに見えるからですね。

ここからは、逆エビ固めの代表的な派生技を紹介します。

「逆エビ固め」(ボストンクラブ)

新日本プロレスでは、ヤングライオンの試合でよく見られ、基本技とされています。

まだ体力や技術があまり付いていない若手のレスラーの決まり手となることが多いです。

これは、基本的な技術が必要だからですね。

ヤングライオンの試合ではこの技をフィニッシュにして勝利できるかが試合の醍醐味になっています。

実は昔は、フォール技であった「エビ固め」が「ボストンクラブ」でした。そうなると、逆エビ固めは「リバース・ボストンクラブ」となるわけです。しかしいつしか逆エビ固めをボストンクラブと呼ぶようになりました。

かけ方

相手が仰向けになっている状態で、相手の足元にポジショニングします。

相手の両足を自分の両脇に抱えます。相手をまたぎながら裏返します。腰を落とし相手を潰すように力を入れます。

 相手の腰を強く圧迫することで、腰部に強い痛みを与えることができます。

逆エビ固めにもいくつかの弱点があります。

技を保持するために体力を消耗する場合があります。長時間技をかけることが難しくなることがあります。

技をかける位置や体勢が不安定になると、かける側自身がバランスを崩しやすくなる可能性があります。

脱出法は脚を使って体を反転させたり、腕を立ててロープまで這いつくばる方法があります。

「逆片エビ固め」(ハーフボストンクラブ)

相手の片足だけを抱えて相手を逆エビに反らせる技です。

相手の片足を極める逆片エビ固めは、

「ハーフ・ボストンクラブ」

「シングル・ボストンクラブ」

と呼ばれます。

ボストンクラブの歴史からすると

「リバース・ハーフ・ボストンクラブ」

となりますかね。

相手の肩足だけを両腕で抱えるので力を足一本に集中できますが、相手は両腕と片足を使えるのでロープに逃げやすくなります。

「四葉固め」(テキサス・クローバー・ホールド)

日本名の「四葉固め」より「テキサス・クローバー・ホールド」の方が有名ですね。

近年では棚橋弘至が使い手です。棚橋がこの技を披露すると試合が盛り上がります。

相手に大ダメージを与えるだけではなく、「魅せる技」としてこの技は私個人的に好きです!

もちろんギブアップも取れる技です。

「テリー・ファンク」が世に広めました。「ディーン・マレンコ」が使い浸透していきました。

形としては、相手の足を交差させ自分の両腕のみで足を固める変形のサソリ固めです。

アニメでは、キン肉マンに出てくる「テリーマン」が得意としています。

「サソリ固め」(スコーピオン・デスロック)

レジェンドレスラー「革命戦士長州力」の必殺技です。

長州引退後の現在では、EVILが使い手として知られています。

EVILは試合の最後には反則で勝ったり負けたりしてしまいますが、試合の中で見せるサソリ固めは一見の価値ありです。EVILのような下半身のしっかりしたレスラーがどっしりと腰を落として使うと説得力があります。

「三角式サソリ固め」(トライアングル・スコーピオン)

あまり有名な技ではありませんが、私が個人的に好きな技なので紹介させて下さい。

「トライアングル・スコーピオン」は、日本名「三角式サソリ固め」、「サソリ式地獄固め」と呼ばれます。「稲妻 木村健吾」の得意技でした。

名前の通り、クロスした相手の足を自分の足でロックします。この技の特徴は、「クラッチする股の深さで相手へのダメージを調節できる技」なんです。調節できるって何気にスゴくないですか?

サソリ固め(スコーピオンデスロック)の変形技という立ち位置です。

個性的な技過ぎて現在で使うレスラーはあまり見ません。

個人的には好きなんですがね。

そういえば、木村健吾のもう一つの得意技「稲妻レッグラリアート」を使う選手見ませんね。

「逆エビ固め」まとめ

以前、小中学校でプロレスごっこが流行っていたころ、ボストンクラブによる窒息で亡くなった事件があったので遊び半分で真似してはいけません。事故がなかったとしても真似してはいけません。

極限まで体を鍛えたプロレスラーだから耐えられるんです!!

この技の醍醐味はたくさんあります。

技を完成させるまでの攻防、技が完成してからの体重のかけかた、ロープまで逃げる攻防。

ひとつの技でレスラーの天国(ロープエスケイプ)と地獄(ギブアップ)の両方が味わえる技です。

番外編「キャメルクラッチ」

「ボストンクラブ」は、相手の腰に乗って下半身を攻める技ですが、「キャメルクラッチ」は相手の腰に乗って上半身を攻める技になります。古くから使われている歴史のある技です。

キャメルクラッチはプロレス技のなかでは有名な技です。

40~50歳代の人たちは「キン肉マン」での「ラーメンマンVSブロッケンマン」でキャメルクラッチの恐ろしさを覚えている人が多いと思います。

ラーメンマンが、キャメルクラッチでブロッケンマンの背骨を折り、体を捏ねてラーメンにしてしまうというバイオレンスな試合でした。この時のラーメンマンは残虐過ぎました。

この「キャメルクラッチ」女性プロレスラーが使うことが多いです。体が柔らかいので掛けられるほうのレスラーの反り具合がエグいです。

「キャメルクラッチ」名前の由来:英語でキャメル(camel)=らくだのことです。日本名では「らくだ固め」、「馬乗り固め」などと言われます。「らくだ固め」が一般的に知られていますね。
メキシコでは「カバージョ」と呼ばれます。

「キャメルクラッチ」の派生技

極楽固め

新崎人生の考案したオリジナル技です。相手の両腕を相手の首の前に交差させてキャメルクラッチの形に入る技です。掛けられたほうは両腕が使えなくなるのでロープブレイクも難しく逃げるのが大変です。

さいごに

逆エビ固めは、相手の背中から腰にかけてダメージを与えます。

特に腰へ与えるダメージは甚大で、ギブアップを奪うことも十分可能な技です。

相手はロープへ逃げるために体力をとても消耗します。

逆エビ固めをかけられて悶絶するレスラーがなんとか這いつくばってロープに逃げるのが醍醐味です。

ボストンクラブ系の技の脱出方法は、プッシュアップなどをして腕の力でロープまで這いつくばっていくのが基本です。

相手も逃がすまいと腰を下ろす位置を深くしたり、逆に浅くして相手をより反らせたり、引きずってロープから離したりします。

この技に耐えて耐えてロープになんとかたどり着く姿を見ると

よし!日々の生活で苦しいことがあっても歯を食いしばって頑張ろう!

と思います!

これがプロレスの素晴らしいところなんです!

関連記事:【ロープエスケープ】と【ロープブレイク】は違うの?わかりやすく説明します!