プロレスの「スリーパーホールド」と「チョークスリーパーホールド」ってどこが違う技なの?使う人によって名前が変わるの?
これは、プロレスをみているとよくある疑問ですね。
「スリーパーホールド」は、日本語では裸絞め(はだかじめ)と呼ばれ、総合格闘技やプロレス、柔道などで使われている技です。
「スリーパー・ホールド」
と
「チョーク・スリーパー・ホールド」
簡単にこのふたつの技の違いをいうと、
「絞める部位が違う」
と言うことなんです。
今回は、「スリーパーホールド」と「チョークスリーパーホールド」を深堀りしてみましょう!
「スリーパーホールド」ってどんな技?
「スリーパーホールド(Sleeper Hold)」
「スリーパー」とは「眠る」という意味です。
スリーパーホールドは、『頸動脈』を絞めます。
スリーパーホールドは、プロレスにおける代表的な締め技の一つで、相手の首を締め付けて意識を失わせることを目的としています。
技の歴史はとても古いです。
「スリーパーホールド」によって、相手の頸動脈の血流が妨げられるため、相手が貧血状態になり、スッと昏倒(落ちる)します。意識がなくなるということです。
スリーパーホールドのやり方
スリーパーホールドをかけるためには、まず相手の背後に回る必要があります。
相手がリング上で立っている、座っているなどの状態で、相手の後ろに立ち、相手の首に腕を回します。
片方の腕を相手の顎の下に差し込みます。もう一方の腕は、相手の首と顔の側面に沿って配置します。
この状態で、腕を交差させ、相手の首をしっかりと挟み込みます。
力を入れて相手の首を圧迫します。
血流を制限します。
これにより、相手は酸素不足に陥り、意識を失うこともあります。
通常は意識を失う前に脱出したり、ギブアップしたり、レフェリーが危険だと判断して試合を終わらせたりします。
スリーパーホールドにはいくつかのバリエーションがあります。例えば、「コブラクラッチ・スリーパー」などがあります。これらのバリエーションは、腕の配置や力の入れ方に違いがありますが、基本的な目的は同じです。
スリーパーホールドは、技をかけられる側にとって精神的な圧力を伴います。意識が薄れる感覚や、呼吸困難に陥ることで、技を解くために必死になるからです。
スリーパーホールドは、その強力な効果から試合の流れを一変させることがあります。相手が意識を失うことで、試合の優位性を確保することができます。
スリーパホールドの弱点
相手の首を隙間なく腕で締め付けるとチョークという反則になります。
「首締め(チョーク)」になるからです。
締める腕と相手の首に指の厚さ分くらいの隙間があることをレフェリーは確かめます。
スリーパーホールドはプロレスにおける代表的な締め技の一つであり、その歴史はプロレスの初期から続いています。相手の首を圧迫し、意識を失わせるこの技は、試合の流れを大きく変える可能性があります。
スリーパーホールドの使用には高度な技術と慎重さが求められますが、その威力と効果から、プロレスの中で重要な位置づけとされている技です。
「チョークスリーパーホールド」ってどんな技?
もともと格闘技で使われていた「リアネイキッドチョーク」を「チョークスリーパーホールド」と呼ぶようになりました。
「チョークスリーパーホールド」は、『気管』を絞める技です
「チョークスリーパーホールド」は、気管を圧迫し、窒息させるように絞めるので、相手は苦しみながら「落ちる」ようになります。
レフェリーが技をかけている腕とかけられているほうの喉の間に指を入れて隙間があるかどうか確認している場面を見ることがあると思います。これは気管を圧迫していないか確認しているんですね。
「スリーパーホールド」「チョークスリーパーホールド」の派生技
いろいろなバリエーションがあります。
- フロントチョーク
- フロントスリーパー・ホールド
- ギロチンチョーク
などなど他にもたくさんあります。
アントニオ猪木がやると「魔性のスリーパー」なんて言われたりします。
まとめ
プロレスでは、頸動脈を絞めつける技を「スリーパーホールド」と呼び、気管を絞めつけて呼吸をできなくする目的なのが「チョークスリーパーホールド」です。
このことから、「スリーパーホールド」「チョークスリーパーホールド」は、
『相手を眠らせる技』
ということになります。
※個人的見解ですので諸説あると思いますのでご了承ください。