プロレスで盛り上がる技、
「パワーボム」
使われ始めた頃は、衝撃的で破壊力抜群の技でした。もちろん。今もです。
天龍源一郎が、ジャイアント馬場やアントニオ猪木から3カウントを奪い勝利した技もパワーボムだったと思います。
現在でも試合の終盤に出る大技として使われています。相手を持ち上げる、持ち上げられない、の攻防が観客を興奮させます。
今では派生技としてたくさんのバリエーションが生まれています。
今回はパワーボムを深堀してみましょう!!
パワーボムは、
パワーボムは、このように、相手の背中をマットに叩きつける大技です。
このままエビ固めで固めて3カウントを狙うことができる効率の良い技です。
フォールせずに相手を投げ捨てる、「投げっぱなし式パワーボム」もあります。
パワーボムの歴史
パワーボムの原型はルー・テーズが使用していた技で、
名前は、
「リバース・スラム」、「ハイアングル・バックスラム」
などと言われています。
投げっぱなし式に近かったそうです。
その後、ルー・テーズがテリー・ゴディにパワーボムを伝授し、テリー・ゴディによって現在の形のパワーボムになったそうです。ルー・テーズは技を伝授する際に、相手をたたきつけた後にそのままエビ固めでフォールを狙えるように指導したそうです。
日本マット界では、天龍源一郎が広めたとされています。
パワーボムは大きく2つに分類されます。
ひとつは、テリー・ゴディのスタンプ式、もうひとつは、天龍源一郎のホールド式です。
パワーボムの派生技と使い手
越中詩郎 相手を真上まで持ち上げることで見た目も派手になります。もちろん破壊力も抜群です。
川田利明 今の言葉でいえば「エグイ」角度で頭から落とします。ドライバーに近いですね。
高岩竜一、クリス・ジェリコ 腕のフックを外さずに力で何度も持ち上げます。
大仁田厚 カナディアン・バックブリーカーの形で相手を肩に乗せてから勢いよく落とします。
エル・サムライ ジャンピング式で相手を叩きつけます。両膝を着きながら落とすので威力が増します。
長与千種 その名のごとく走りながら放つ技です。
井上京子 相手を十字架のように背中に背負ってから落とします。
ビッグバン・ベイダー これはもう力で叩きつけるボムです。
諏訪魔、タイチ 真上まで持ち上げた相手を更に高く(2段階式)挙げた状態で放つ。
小橋建太 相手をパワーボムで叩きつけた後にジャックナイフ式ホールドで抑え込む。
ワイルド・ペガサス、ザ・グラジエーター(マイク・アッサムと言うリングネームで戦っていた)
工藤めぐみ
バッドラック・ファレ ナイアガラ・ドライバーの形ですが、長身のファレが放つことによって破壊力抜群のボムになります。上から落とすというイメージです。
ケビン・オーエンズ 相手を一度自分の真上にポップアップしてからパワーボムの体勢に入る技です。
林下詩美
獣神サンダーライガー 相手を落とした時に自分の両足で相手の両腕を押さえつける。
助走をつけて放つと、サンダー・ライガーボムになります。
三沢光晴 リバース・フルネルソンの状態から相手を落とすシットダウン式。
スティーブ・ウィリアムス サイドスープレックスの持ち上げ方から、相手を正面に持っていきボムにつなげる。
引用:新日本プロレス公式サイト
上の写真の通りです。
この他にもたくさんのパワーボムの派生技があります。