こんにちは!KamiKamiです。
登録販売者試験
今回は、人体の構造
「骨と筋肉」
です。
登録販売者試験日の一週間前は過去問題を解きまくった。そして試験会場へのアクセスのイメージを。
骨とは
まずは骨の豆知識から、
人間の体は「206個の骨」からなります。
人体でいちばん大きな骨は、太ももの「大腿骨」で、いちばん小さな骨は、耳の中にある「耳小骨」と呼ばれる3つの骨のうちのひとつの「あぶみ骨」で、大きさは3mmほどです。
『骨』は体を支えるだけではなく、内臓を保護したり、カルシウムなどのミネラルを貯めておく働きがあります。筋肉と連携して運動をする働きもしています。
骨の中にある骨髄では、酸素や二酸化炭素を運ぶ役目の赤血球、細菌やウイルスと闘う免疫の主体となる白血球、怪我をした時の出血時の止血の役目をする血小板が作られています。
また、骨は生きた組織であり、成長が停止した後も一生を通じて破壊(骨吸収)と修復(骨形成)が行われています。
小児の骨
小児では骨端線と呼ばれる部分があります。ここから骨が伸びて行き身長が最大に達すると骨端線は閉じます。
新生児の骨は約350個ですが、成人になると206個になります。
骨端線が閉じると、骨は伸びず、今度は骨の強度を高めようと骨を太くします。
そして運動をすることで骨の強化が促進されます。
各部位の骨の役目
頭蓋骨
脳を守るための骨です。平たい骨がかみ合ってできています。
脊柱
臼のような骨がいくつも重なっています。もし脊柱が無かったら人は立っていることも座ることもできません。
肋骨
心臓や肺などの臓器を守る役目をしています。肋骨は左右に12個づつあるので合計24個の骨でできています。
手の骨
手は片手で27個の骨があります。内訳は、手首の付け根にある手根骨8個、手の甲にある中手骨5個、指の指骨14個です。
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ここで少し本編とは外れますが面白いことがあります。
人間以外の動物の骨の本数について
ヘビは、の骨の数は種類によって大きく変わります。多くて1,200個ほどで少なくても600個ほどです。手足がないのに多いんです。
犬は、約320個です。
猫は、約240個です。
骨の役割
骨の機能は5つあります。
身体各部の支持・体の支柱
頭部や内臓を支える体の支柱の役割。
臓器の保護
骨格内の臓器を保護する役割。
運動機能
骨格筋の収縮を効果的に運動に転換する役割。
造血
骨髄の造血管細胞により体内へ血液を送る役割。
骨髄で産生された造血幹細胞を赤血球や白血球、血小板に分化して体内に供給しています。
※造血は胸椎、肋骨、脊椎、骨盤、大腿骨で行われます。
貯蔵
カルシウムやリンなどの無機質を蓄えます。
無機質は骨の硬さに関係します。有機質は骨の強靭さに関係します。
骨の構造
骨は構造は、「骨質、骨膜、骨髄、軟骨」からなります。
この4つが骨の基本構造になります。
骨質
主部となります。
骨膜
骨質の表面を覆っています。
骨髄
骨質内部です。骨髄では酸素や二酸化炭素を運ぶ赤血球や白血球、血小板などが作られます。すべての骨に造血機能があるわけではなく、胸椎や肋骨、脊椎、骨盤、大腿骨などで作られています。
関節軟骨
骨と骨の結合部にあたります。骨と骨が接する関節面は弾力性があるクッションの役割の軟骨に覆われています。関節は関節膜に包まれていて外側の靭帯が骨を連結しています。関節面には関節膜に包まれた関節軟骨があります。膝や股関節の関節軟骨がすり減ると歩行が困難になります。症状がひどくなると人工関節の手術が必要になることもあります。関節の外側には靭帯があり、骨を連結して関節部を補強しています。
骨格系と筋肉
骨格系は骨と関節からなっていて、骨と骨を関節で接合して相連なって体を支えています。骨は体の器官のうち最も硬い組織のひとつです。
関節
関節は関節包と言う丈夫な筋で包まれています。これを靭帯と言います。骨と骨が離れない様結び付けています。関節包の内側は、軟骨や滑膜で守られています。中には関節の動きを滑らかにする潤滑油の役割の滑液が分泌されています。関節によってさまざまな動きが可能になります。
筋肉
筋繊維と呼ばれる筋細胞と結合組織で構成。
「骨格筋、平滑筋、心筋」の3つに分けられます。
骨格筋は体を動かすための筋肉です。関節の骨に腱でつながっていて、自分の意志で動かすことの出来る随意筋です。グリコーゲンがエネルギー源です。過度な運動で乳酸が溜まると筋肉疲労になります。運動神経が支配しています。
筋組織
筋肉はさまざまな器官を動かす働きをしています。筋肉はからだを動かすほかに体温を調節する働きや、血液の循環を助けるはたらきがあります。
骨格筋とは関節を動かす機能です。骨に腱を介しています。伸縮性はあまりないです。随意筋(自分の意識とおり動かせる)です。
横紋筋
腕や足の筋肉、腹筋や背筋などがあります。収縮力が強いが疲労しやすい(伸縮性の低下)筋肉です。自分の意志で動かせる筋肉です。
平滑筋
不随意筋(自分の意思通り動かせない)です。弱い力で持続的に収縮します。消化管壁、血管壁、膀胱に分布しています。内臓や血管の壁にある筋肉です。胃や腸を動かしたり、血管を収縮させたりします。ゆっくりと長時間の運動ができるのが特徴です。
心筋
心筋は心臓を動かすための筋肉で、心臓にだけあります。収縮力が強いです。持続性もあります。不随意筋と自律神経が支配します。平滑筋と共通です。自分の意志とは関係なく一生規則正しく動きます。おだやかに動いたり激しく動いたりすることができます。不随意筋、横紋筋のひとつで、強い収縮力と持久力をもっています。心臓壁にある筋組織です。
「骨と筋肉」まとめ
骨や筋肉は生活するうえで大事な部位です。勉強しながら骨と筋肉を鍛えましょう!!