「Netflix リベレーター 勝利へ、地獄の行軍500日」
観ました!!
なかなか興味深い作品だったので紹介します。
この作品は、
アレックス・カーショ著のノンフィクション小説
原題 『The Liberator(解放者:第二次世界大戦時の兵士のシチリア島の浜辺からダッハウの門までの500日間の旅路)』
をアニメ化したものです。
「リベレーター」は、「解放者」の訳です。
ナチス支配下のヨーロッパ戦線で戦う一人の兵士を実話をベースにした物語で、全4部で構成されています。アメリカの退役軍人の日である2020年11月11日に公開されました。アメリカではバンド・オブ・ブラザーズのアニメ版として話題です。
第二次世界大戦中のイタリアに送り込まれた多様な人種からなるアメリカ軍の歩兵連隊が、戦場での極限の状況で強い絆を築き一丸となって激戦に身を投じ、ヨーロッパを解放へと導いた実話に基づいた英雄たちの物語です。
バンド・オブ・ブラザーズのアニメ版のような感じです。
みなさんもこの作品を見ると、主人公スパークスの判断力と人を引き付ける能力に憧れることでしょう。
彼らは命を懸けた判断を瞬間的にしていますが、これは現代社会の生き方にも当てはまると思います。
あらすじ
舞台は、第二次世界大戦の欧州戦線。
オクラホマに拠点を置き、異なる国にルーツを持つ多種多様な人種が集まる第45歩兵師団第157歩兵連隊サンダーバード部隊は多様な人種からなる寄せ集めの歩兵連隊だった。。彼は1943年にイタリアのシチリア島に上陸するハスキー作戦に参加しイタリアに上陸、アンツィオの戦いでは部隊唯一の生き残りになります。ドラグーン作戦に参加しフランスに上陸。その後のドイツではバジルの戦い、アシャッフェンブルクの戦いに参加してドイツ軍と激しい戦いを繰り広げます。中佐に昇格したスパークスは1945年サンダーバード部隊を指揮してドイツバイエルン州ミュンヘンの北西にある都市ダッハウに存在したナチスドイツのダッハウ強制収容所を開放します。しかしそこで彼は人間の所業とは思えない非人道的なことに直面します。
主人公のスパークスは原住民のインディアン系人種やメキシコ系人種が多い部隊を率いてナチスドイツ軍と戦っていきます。
実写みたいなアニメ作品
見始めは、油絵みたいな画質で少し違和感がありましたが、じきに目が慣れ違和感がなくなり、映像の世界に入り込んでしまいました。
これは「Trioscope」と呼ばれる新しい撮影手法で作られました。
実写とCGアニメーションを組み合わせたもので、分類はアニメになるようです。キャラクターは実際に人を使っているそうです。
実際に作品を見て、自分の目でこの世界観を味わってみてください。
観た感想
多くの戦争映画のテーマである
「戦争とは何か?」
「戦争の中でも情けはある。」
だけではなく、この作品では、
「リーダーシップとは何か?」
「理想の上司とは?」
自分だったらこの状況でどうするか?どんな選択をするのか考える時間を与えてくれる作品の作り方だと思いました。
事実に基づいた作品だけあって、実社会でもとても参考になります。
配信情報
2020年11月11日よりNetflixオリジナルアニメとして独占配信開始しています。
1話45分~56分の全4部構成になっています。時間があれば1日で観終ることもできます。