こんにちは!kamikamiです!
プロレスの試合で盛り上がる場面はグラウンドの攻防のなかでの腕の取り合いではないでしょうか。
めまぐるしい腕や脚の取り合いから相手の腕を取って捻ったり伸ばしたり逆にしたりして相手に大ダメージを与えます。
腕を極められたレスラーは腕を壊されるのも嫌ですし、ギブアップするわけにもいかないと必死にロープへ逃げます。
この攻防は見ているファンを興奮させます。
これらの腕を取るいろいろな技は、一括りにすると
アームロック
と呼ばれます。
今回は、
アームロックってどんな技?
アームロックの見どころ
を紹介していきます!
プロレス観戦初心者の方にもわかりやすく紹介していきます。
まずは
アームロックとはどんな技?
からです。
アームロックとはどんな技なのか
アームロックは
相手の腕を捻ったり伸ばしたりする技の総称
です。
相手の肘や肩にダメージを与えることを目的とした技です。
もっとシンプルに言うと関節技ですね。
まずは、
アームロックのかけ方
アームロックは、相手の腕を固定し、関節を極めることで試合を有利に進めるためのプロレス技です。
アームロックは、相手の腕をキャッチし相手の肘関節に圧力をかけ、相手にタップアウトを促すために使われます。
相手の腕を自分の体に引き寄せて、腕を固定できる位置にします。多くのアームロックは相手が横向きまたは仰向けの状態でかけられます。
相手の腕を自分の体付近に固定します。片手で相手の腕を掴みながらもう片手で相手の手首や肘を支えます。
自分の体を利用して相手の肘関節に圧力をかけます。
自分の体を相手の腕の下に置いたり、相手の腕を自分の体に押し付けるようにします。
相手がタップアウトしなかったりする場合は、違う角度で相手の肘を極め直しなどの工夫をすることもあります。
アームロックをかける際には、位置取りやタイミングが重要です。ロープに近いとロープエスケープされてしまうので、なるべくロープより遠いところで仕掛けることが大事です。
アームロックは、試合を優位に進めるための効果的な技ですが、正確な技術とタイミングがアームロックを効果的に決めるための鍵となります。
アームとはどの部分?
「アーム(腕)」は、肩から手首までになります。
アームロックは肩から手首までのどこかを極める技になります。
ちなみに、
アーム(腕)をもっと細かく分類すると
・ショルダー(肩)
・アッパーアーム(上腕)
・エルボー(肘)
・フォアアーム(前腕)
・リスト(手首)
となります。
アームロックいろいろ
アームロックを細分化するといろいろな技に枝分かれします。
チキンウイング・アームロック
相手の腕を曲げて相手の体の裏側に捻るダブルリストロックです。
リストロック
その名の通り
リスト=手首
です。
相手の手首を極める技です。
立ったままの状態でもグラウンドでも仕掛けることができます。
ストレートアームバー
相手に乗り相手の腕を左腕で抱えながら右腕で相手のリストを掴みそのまま相手の腕を伸展させる技です。
相手の腕は捻りながら伸ばされるので逆関節を取られるわけです。
V1アームロック
相手の腕でV(ブイ)、自分の腕で1(ワン)の文字のような形になるので、ドイツのV1飛行爆弾にちなんでこの名称になりました。
「ブイワンアームロック」という呼び名になります。
サンボやブラジリアン柔術ではよく使われる技になります。
キーロック
プロレスでは長い歴史のある技です。
上腕二頭筋を潰すように腕を曲げる「筋肉潰し系」の技です。
関節技のようで関節技ではない技です。
日本名は「鍵穴固め」です。
パワーファイターに仕掛けると体ごと持ち上げられて叩きつけられて回避されることが多いです。
ハンマーロック
相手の腕を相手の背中側に引っ張り、捻り上げる技です。
立ったまま(スタンディング)でも仕掛けることができます。
ホバーボードロック
新日本プロレスのKUSHIDAの得意技です。
ホバーボードロックに繋げるまで腕へ打撃を執拗に仕掛けて最後にエグイ角度で腕を極めるという試合の組み立ては秀逸です。
マウント・アームロック(オモプラッタ)
相手の片方の腕を自分の体の下に引き込み、肘を固定して極める技です。ブラジリアン柔術などで使われる関節技のひとつです。
柔道でも使われます。柔道では「腕挫膝固め(うでひしぎひざがため)」となります。
アームロックの見どころ
アームロックなどの腕への関節技は、スープレックスなどの投げ技系やラリアットなどの打撃系、パワーボムなどの叩きつけ系などのフィニッシュホールドを持っているレスラーにはとても有効です。
相手にダメージを与えることはもちろんのこと相手の技の威力がダウンするからです。
また、最後はアームロック系の技で相手を仕留めたい場合にはこれでもかというほど相手の腕を痛めつけて最後に腕を取ります。
試合を組み立てる上でとても重要な下ごしらえです。
アームロックのポイント
正確なポジショニングが大事です。アームロックを決めるためには、相手の腕を正確に固定し、自分の体の位置を調整することが重要です。
無理に力を入れすぎると相手を怪我をさせてしまう可能性があるため、相手の反応をよく見ながら適切な圧力をかけることが求められます。
アームロックは、正しくかけられると、相手の腕を動かすことが難しくなります。
アームロックは強力な関節技で試合を優位に進めるためにはとても有効です。
これらのことを気にしてみるととてもおもしろくプロレスが観戦できますよ!